2020/05/04 16:31

わたしは子どもの頃、セキセイインコやハムスターなどちいさないきものを飼育していました。

飼っているその子たちをスケッチするのが好きで、友人達と外で遊んでいる時でも
「…あ!描きたい!」
と思うと、ひとりで家に帰り、インコを眺めながら絵を描いたりしていました。


わたしがいきものを見る時に注目しているところは、

骨格や筋肉
体重のかかり方
それによる身体のラインの美しさ・可愛らしさ

感情が身体の動きに出ているところ

だと思います。






絵本のいきものの絵では、ピーターラビットなどデッサンが秀逸なものが好きでした。

(他にもたくさん絵本で好きな絵はあるけど、いきもののデッサンの愛しさでいうと、ピーターラビットはたいへんに素晴らしいと感じています。)


わたしがいきものを描く時はデフォルメされた形が多いのですが、

デフォルメされていても、そのいきもののちょっとした身体の動きの
“ここがよいのよ!”
という萌えポイントの具合が出るように、念じて描いています。


なので、そのいきものの良さを掴むために、図鑑を見たり動画を見たり、リサーチを結構します。

それを頭の中で動かして、
「この子はこんなポーズだと素敵かなあ…?」
などとイメージを考えながら描いていきます。


…ポップなタッチだけど、なぜだか生きてる感じがする。
なぜだかリアルな感じがする。

デザインされているけれど、いきものの命のあたたかさを感じる。

描いていった結果、そんなふうに感じられるような絵になったらいいな、と思っています。